きびちょ

スッキリ公平

　俺が子供の頃には最初はグーの言い方はなかったが、ジャンケンは今でも好きだ。誰でも平等に参加できてスッキリ公平だからだ。

▲話は、スッキリ公平のことなんだが、世の中そうは行ってない。財界が政党の政策に点数をつけて献金をしていることもあり、政府が米国と大企業が喜ぶ政治をしているからだ。

▲一生懸命働いて良い暮らしをしたいと思っても、正規から非正規へ、加えて残業代を払わなくてもよい法律を作るなど、労働条件は悪くなる一方で、働く者の給料は増えないから、大企業には巨大な内部留保になっている。

▲その内部留保という金は黙っているわけがなく、私たちに悪さをしているのだ。先物買いで物価をあげ、買占めも。株価操作等々。

▲自由主義経済のアダム・スミスはフェアプレイを説いたし、公正としての正義をロールズが説いているが、今の日本にそれはない。

▲しこたま金を貯めながら尚法人税を下げろと政界を揺さぶりながら労働者の賃金は引き下げるんだ。それでいて所得税を納めなくてもいい会社もあるんだヨ。公正・正義・フェアプレイなんて何処にあるか、というところ。

▲今・法人税を下げる見返り財源を何にするか困っているようだ。消費税10％に上げた時の軽減には、社会保障が悪くなるとアテツケがましく言ってるがサ。だったら、景気は良くなってないし、働く者の賃金は上がらず可処分所得も減っているんだから、消費税は上げるんじゃねー、と大きな声で言おうゼ。ナアみんな。（石川）