わが子が狙われている

自衛隊が家庭訪問で勧誘

戦争法はここまで来ている―しんぶん赤旗を読んで　青山崇

　しんぶん赤旗10月26日付１面及び15面である。旭川市でのこと。市は自衛官の要請に応じ18歳から26歳の「適齢者」の住所・氏名・生年月日のリストを提出、書き出していったという。

　Ｙ子さんは、「自衛隊の広報」を名乗る男性が息子の勧誘に、同級生にもと言う。この背景には「進まぬ募集　相次ぐ除隊希望」があるという。北海道新聞は「自衛官志願２割減　安保関連法影響か」とし、高校生の志願者が、道内で前年に比べて２１８９人、15％減と２００７年以降で最小、「減少は、安倍晋三内閣が集団的自衛権の行使容認を閣議決定した昨年７月以降、加速している」と指摘している。

　「これまでとは違う。戦地に送られて自分の命が危ないんだから、逃げるか、覚悟して腹をくくるか」と言う自衛官。また、元担任を訪れ、「先生がいっていた通リ、自衛隊が海外の戦闘地域に赴くという、危ない世の中、人殺しの仲間に加わりたくない。だから辞めました」と語る除隊した自衛官。

　菊池葉子共産党北海道議は、自衛隊の家庭訪問は求人ルールに違反するのではと追究、教育長は、ルール維持を自衛隊に求めると答弁している。
　
しんぶん赤旗10月26日付け