泊まった和田宿は難所の和田峠を控えていた事もあり江戸時代には多くの大名や庶民が行き交って活気にあふれていたらしい。
現在では交通の便が良くないためか木曽路のように観光客で賑わうことも無いようで、本陣や脇本陣等の貴重な歴史遺産が多く残されているということでしたが、この日の行程を考えると道草を食っている暇は無く何も観ないで通り過ぎなければならなった。
宿場を出ると舗装道路に出たり森の中の旧街道に入って行ったり石畳の道を歩いたりとテクテク登って行ったが、所々に「熊出没・注意」の看板が立てられてあり突然熊さんと出くわさないかひやひやものであった。（クマ除け鈴は携行）
随分前、元総理大臣の森喜朗氏は選挙の前に「国民はこのまま寝ていてくれ」と放言し喉から手が出るほど欲しかった権力者のイスを手放さなければならなった事がありましたが、この日は幸いにも森の熊さん達は昼寝中。
「熊に・・」という看板を「アベ政治に注意を」と書き換えて立てたら熊さん達はさぞ驚くだろうなーと思うと共に、下って行く諏訪湖畔の街は空襲で焼かれたのを古参の熊さんは峠から見ているので「困った政治になった」と思うかもしれない。」
