戦争法（安保法制）廃止の一点で野党のさらなる結束・共同を

共産党、廃止の一点で野党選挙協力を提案―「しんぶん赤旗」を読んで 青山 崇

　国民一人ひとりが自覚的・自発的に声をあげ、とりわけ若者やママさんたちを含む新しい国民運動が広がり、可決されても敗北感がなく、むしろ「ここからが始まりだ」と意気軒高である。また民主党を始めとする野党５党の結束も強かった。

　95人から一人選ばれ、中央公聴会で公述した奥田愛基さんは「連休を挟んだら忘れるとか、そんな怒りじゃないですよ。悲壮感なんて全然ない。言うことは一つ、賛成議員は落選させよう！」と訴え、「野党がそれぞれの考えがあるのはわかる。でも安倍政権を倒すという一点での共闘をくずさないでほしい。」という国民の声も強い。

　これらの状況を受け、共産党は可決された19日午後、すぐに中央委員会総会を開き「戦争法（安保法制）廃止の暫定的な国民連合政府」実現のよびかけを決定し志位委員長が発表し、安倍に傾斜するＮＨＫニュースも20日朝報じた。

　提案のまず始めは、戦争法廃止・安倍内閣打倒のたたかいをさらに発展させること。２つは戦争法廃止の一点で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくること、この政府は暫定的なもので、廃止が実現したその先は、解散・総選挙で国民の審判を仰ぐこと。３つは連合政府樹立のために、沖縄選挙のように、一致する野党が選挙協力することである。