立ち寄った小諸を出て本来の中仙道の宿場町である佐久平の塩名田という宿場から蓼科高原に至るおよそ３㌔の街道沿いにも、鬼の顔をしたものや柔和な顔をした石仏が所々にありテクテク歩きの疲れを忘れさせてくれました。(写真)
戦争法案を先の選挙で明確な争点にもせず、お金儲けだけを煽って国民の支持を得たと暴挙を重ねるアベ晋三氏の顔をテレビで見る
と、まるで信州で見た道祖神の鬼の顔と重なって見えて思わず画面から目をそむけてしまいます。株が上がったらアベノミクス効果、株が下がったら中国が悪い等と責任転嫁をしないで、戦争に苦しむ人々の救済に尽力するドイツのメルケル首相を少しは見習ってほしいと思われてなりません。
鬼の顔で思い出しましたが、浅間山を右に見てテクテク歩いていたところ、とある石仏の前にひとり座っている方がおりました。
姿等から多分私と同じ目的で歩いているように見えましたので、声をかけたら｢もう疲れて足が棒になって歩かれない。｣という返事が返ってきました。
退職後これといった趣味も無く家でゴロゴロしているのを見かねた奥さんに励まされて大口をたたいて家を出たまでは良かったが、「もう駄目でした。」と家に帰るわけにはいかないようでした。
Ａさんが座っていた所にあった道祖神は柔和な顔の夫婦石仏、しかしＡさんにとっては鬼の顔に見えたのかもしれません。
