27年産米概算金 １万円

生産費の78％の水準

平成２７年産米　農協概算金単価表 　　　　　　　　（JA庄内たがわ9/11発表） 品種 27年産米 26年産米 増減 はえぬき 10,000円 8,500円 1,500 ひとめぼれ 10,000円 8,500円 1,500 コシヒカリ 10,800円 8,800円 2,000 つくばＳＤ１号 10,000円 8,500円 1,500 ササニシキ 10,000円 8,500円 1,500 つや姫 15,000円 12,500円 2,500 ※一般米はＪＡ米対比で△300円 ※等級間格差２等＝１等より△600円、 　　　　　　３等＝２等より△1,000円

　ＪＡ全農山形は11日、平成27年産米の概算金（１俵60㎏）を決め、各単位農協が手数料等を控除した後の生産者概算金を公表しました。

　「ＪＡ向け概算金」と「生産者概算金」の２本立てになったのは、公正取引委員会から昨年、米販売手数料をめぐり行政指導を受けたことを踏まえたとしています。

　ＪＡ庄内たがわでは、販売手数料４１０円（税別）と検査手数料48円（同）の計４９５円（税込）を勘案して、大幅下落となった26年産米より、はえぬきで１５００円増の１万円、コシヒカリは２千円増の１万８００円、つや姫は２５００円増の１万５千円です。

　山形県の米生産費は、平成25年産米で１俵１万２８７６円ですから、はえぬき１万円はその78％の水準です。

　10㌃当たりの所得は３万８１３４円で、経営所得安定対策を加えても５万１５７９円に過ぎません。

　市場任せを改めさせ、政府の責任で米価の回復を強く求めましょう。