「この夏、私はたくさん平和について考えました」。本間勇さん（上平形）らの意思を引き継ぐ若者たち

―「しんぶん赤旗」を読んで 青山 崇

　23日の日曜日、全国で若者が戦争法案止めるいっせい行動を展開した。古来、社会変革を成し遂げたのは若者である。放映中の「花燃ゆ」の坂本龍馬・高杉晋作・桂小五郎（木戸孝允）なども20～30歳代である。

　さて、しんぶん赤旗８月24日付。いっせい行動で幾人かの若者がスピーチを行った。斉藤凛さん（19）のスピーチである。

　「この夏、私はたくさん平和について考えました。…雲ひとつない空を見上げるたび、この空から爆弾が雨のように降ってきたときのことを想い、大きなセミの声を耳にするたび、そのセミの声をかき消すほどの大きな空襲警報の音に怯えていた日々を想い、照り付ける日差しを浴びるたび、この何十倍も熱かったであろう、火の中を逃げる人びとを想いました」と言い、改めて平和の尊さを実感したと言う。

　さらに、「安倍政権が誕生してから、どんどん戦争が近づいてくるような気がしています」と言い、そのような安倍政権の目指す社会でなく、「他者の〈個人としての価値〉を尊重し、武力でなく話し合いで問題解決していく社会を実現させたい」と結ぶ。感銘・握手。




しんぶん赤旗８月24日付