まず、青年学生、ＳＥＡＬＤｓ(シ―ルズ＝自由と民主主義のための学生緊急行動)は、６月から毎週金曜夜に国会正門前抗議行動を定例化、10日には１５０００人。女性は、「女の平和」国会ヒューマンチェーン・女性のレッドアクションなどと名づけ、赤い物を身につけて、パレード、シール投票、リレートークなどで「一人も戦争に行かせない」と訴えている。宗教者は、宗派を超えて「もう黙ってはいられない 戦争法案に反対する宗教者の会」を結成、法衣を着て抗議行動に参加。「安全保障関連法案に反対する学者の会」のアピールへの賛同は、１ケ月足らずで８９５２人の広がり。文化人では、山田洋次・日野原重明・瀬戸内寂聴さんらが呼びかけている。地方議会でも、３２５議会が反対・慎重審議の意見書を提出、県議会は岩手が反対、三重など３県が慎重審議を議決している。
各層・各界の共同も広がりを見せ、６月24日の国会包囲行動に法案提出後最大規模の３万人が集まった。当地では28日(火)18時半から鶴岡公園で、第２回市民集会が予定され多くの参加を呼びかけている。これらの力で、世論調査も「反対」が急増、毎日は53％から58％へ、共同通信は11・１ポイント増、内閣支持率も不支持が初めて支持を上回った。
しんぶん赤旗７月９日付
