２月15日、「アメリカから見た庄内と渡前の人々」と題して行われ60余人が聴講しました。40年前何故渡前に来たか、私の見た渡前、21世紀の10年代と40年前の庄内の３点について話されました。
「40年前の庄内(１９７０年代後半)は転換期にあった。圃場整備実施・バイパス建設・機械化移行などで、農業基盤・生活基盤が変わり、それにともなって人間関係も変わった時だった。
そして現在、アメリカ社会が抱える根底の問題は、健康・介護などの公的保険制度がないことと銃規制(学校で銃避難訓練がある)である。
これに対して日本は、大震災・原発・対中国問題もあるが、世界の問題になっている少子・高齢化である。
アメリカに「鉱山のカナリア」の話がある。カナリアは鉱毒の発生をいち早く察知し鉱夫に知らせるのだ。
日本は少子・高齢化問題がいち早く発生し、世界のカナリアでパイオニアになっている。
40年前の危機は上手に解決したようだが、今度はどうなるのか世界が注目している。」
ケリーさんは、私にも結婚していない28歳の娘がいて、妻ルイザとともに頭を痛めているーとおどけてみせ講演を終えました。
