『１／10 Fukushimaをきいてみる２０１３年版』上映会が15日、東田川文化記念館明治ホール（午前10時30分）、鶴岡市アートフォーラム（19時）でおこなわれました。
藤島の東田川文化記念館には、若い人と女性が多く１００余人の参加という盛況でした。
最初に実行委員会代表の庄司裕美子さん(藤島駅前出身)が主催者挨拶をおこない、監督の古波津陽さんが「福島出身の女優・佐藤みゆきさんが今の福島の人々にインタビューしていくシリーズで、福島に生きる、今の人々を、ありのままに、たんたんと捉え続けた作品」と解説。山形県出身のシンガーソングライター小柴大造さんと一緒に、小柴さん作詩・作曲の復興支援ソング「虹を架けよう福島バージョン」を皆で身振り・手振りの合唱で盛り上がり上映が始まりました。
ある人は、「マスコミがほとんど報じなくなった放射線問題の奥底を見せてもらえてよかった。報道される線量検査はなんと上っ面なものか、放射線はコンクリートの窪みや側溝蓋の隙間などに高濃度で沈殿、設定点で計測しただけでは実際とはまったく違うことを知らされた」と話していました。
こういうことが、さまざまな角度から、声高でなく坦々(たんたん)と映されるので、参加者は静かに深く考えさせられていたようです。
いい上映会となり、「２０１４年版」も完成しており大いに期待したいものです。
