きびちょ

誰のための知事か、オボゲダぜ

　オボゲダぜ。政治権力というものをマザマザと見せつけてくれたではないですか。その人は仲井真という沖縄の知事ですよ。

▼この人、先月16日おこなわれた新しい基地をつくることの賛否を問う選挙で基地推進を掲げて負けた知事ですが、国が申請した埋め立て工事の計画変更を承認したというのです。任期が12月９日迄なので自分の権力が及ぶ５日にそれを出したとの報道にオボゲダのです。

▼結果この人は、誰のために知事になっていたかは歴然ですネ。選挙のたびに立派なことを言って当選しても、県民の願いを背負って当選したのではなく沖縄復興という国のカネを背に県民をゴマカして知事になっていたのだ。

▼なんと県民は不幸なことか。だからせめて夜だけでも安心して寝られるようにという騒音が減ることがなく、もっとすごい騒音のオスプレイが我が物顔なのかも、と思う。

▼とにかく選挙では、新しい基地を進めることには反対だというのが大差で勝ったんです。これには政府の大物がまたも沖縄復興と称して何百億円というカネを見せつけても県民は動じなかったのだ。

▼だから県民のことを第一に考えなければならない知事は、県民の決定に従うのが民主主義で、このようなことは道義的にも許されないことでしょう。（石川）