きびちょ
福島から学ばない首相
前々号に宮城県女川に行ってきたことを書いたが、その道すがら道路案内に加美町という字を見つけて思い出したことがあった。
▼それは宮城県知事が原発の処分場を引き受ける事を申し出た先が加美町だったからだ。
▼この人、先月におこなわれた知事選には出なかったが、その政策を引き継ぐと公約した人が当選した。約束した人はナゼ出なかったんでしょうかネー。
▼その処分場だが、指定廃棄物最終処分場(放射能の量が1㎏当たり8千ベクレルを超える廃棄物で、稲わらやごみの焼却灰・下水汚泥など)というもの。福島の物だけで終わるのか、の心配はある。
▼この地は加美町の奥、田代岳になるんだが、山形県銀山温泉までは15㎞位と近いんだ。今回は国の事前調査を追い返したんだが、このままじゃ済まないでしょうし、山形県でも大きな問題になるかも。宮城県から我が県に何か話は合ったのかナ。
▼現在、どんなベクレルの物でも処分場が決まってないから、除染の仮置場ナンテ言いながらウズ高く貯まっているのが福島の現状でショ。仮置場が最終処分場になりかねない現実。
▼ナニシロ福島の4基廃炉にすることにしたが、その片付け方もどこに持っていくかも決まってないんだから。
▼こんな状況で、しかも電力は間に合っていながら再稼働したくてしょうがない首相。福島から何も学んでいないんだ。頭がどうかしてないか、と思うゼヨ。
▼とにかくゴミの行く先はないんだから、原発を動かしちゃいかんのだヨ。ナーみんな。(石川)