きびちょ

言い方で本当の事を伝えない
民報藤島2014年11月16日第974号

 物は言いようで角(カド)が立つというが、近頃のNHKは変に言い方を替えて本当の事を伝えてないから腹が立つ。

▼それは福島原発4号機の燃料棒を片付ける作業が終わったとのニュースで、他にそれを優先して、という言い方をしているからだ。

▼何が優先なものか。他はメルトダウンで放射能が強く手が出せないから、4号から始めるしかなかったのだ。

▼それをサモ良い事をしたかの如く、優先などと耳障りのいいことを言うんだからナー。

▼併せて、計画通りに作業が進まないことを「先に伸ばす方針」とノタマウのは、今でも国民をダマそうとしていると感ずるのだ。

▼先日、老人クラブの研修とクラス会を宮城県は女川で開いた。ここは原発から遠いので放射能の被害は聞かなかったが、犠牲者は行方不明者を入れて800名を越えているとの事。

▼被害が少なかった私達の宿、華夕美と万石蒲鉾屋は地域で大きな役割を果たしたと聞く。

▼この町、海に接していて平地が少ない。運動場やグランドが仮設住宅や商店街になっており、それでも足りないから隣の石巻市に累々たる長屋と校庭を借りた学校があった。

▼ここで買い物をすることは直接復興に手をかすことだと言われ、財布の口が大きく開いたようだが、ある人の話で、大臣とかが来ても役所が時間と金と気を使うだけで復興は進まないから、あなた方の方がありがたいと言う。

▼首相の言うようには復興はしていないだろうと思って行ったのだが、正に道は遠いとの感。被災地よ頑張れ、だ。(石川)

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