「安倍首相の顔も見たくない　テレビも消すもの！」

―「しんぶん赤旗」を読んで　青山　崇

　関とおる県議候補の挨拶回りに同行したときのこと、あるお母さんが吐き出すように言ったことである。「私もだ！」とっさに意気投合した。「みな駄目だもの！」と言葉を続ける。関とおる県議候補もチラシを示し、駄目な内閣やめさせるため、来春の県議選でぜひ共産党の私を！と力を込める。

　さて駄目のダメ押しである。しんぶん赤旗９月30日付、「働く貧困層１１００万人超　安倍政権発足１年で30万人増」という国税庁の民間給与実態統計調査記事である。働く貧困層とは年収２００万円以下のいわゆるワーキングプアと言われる人々で、２０１３年の統計である。年収２００万円以下の人々が１０００万人を超えるのは８年連続で、15年前の１９９８年と比べると１・４倍の増加、全体に占める比率も、98年の17・５％から24・１％、ほぼ４人に１人と大幅に高まっているのだ。

　さらに年収４００万円超８００万円以下の労働者が10％減少し、いわゆる中間層が低賃金層に移っている。そのうえ安倍政権が、国会に再提出した労働者派遣法改悪案が決定されれば、非正規雇用をいっそう拡大させ、ワーキングプアが増えるのは必至でしょう。「安倍見たくない」ストレスが増すばかりだ。