再開発ビルが破産

　鶴岡再開発ビル（株）は26日株主総会を開き、会社の清算をおこなうことを確認しました。

　再開発ビルは鶴岡市が出資する第３セクターで、１９８６年設立し、87年にジャスコをキーテナントとしてマリカ東館が開設。平成17年度決算で約16億６千万円の負債総額、約５億６千万円の債務超過となっています。

　市は今後調停による清算手続きをおこないます。

　これまで約30億円も投じて駅前再開発をおこなった結果、郊外型店舗の進出とジャスコ撤退の影響を受け、マリカ館の運営は破綻状態になりました。

　資本金８８２５万円のうち市が65・71％の５８００万円を出資し、毎年９７６万円の補助金を支出しています。

　市は負債総額16億円の半分の８億円を無利子で毎年度貸し付け、再開発ビルが銀行に支払うはずの利息を肩代わりしている形で、年利２％とすると、補助金とあわせて年２６００万円近くを市が支出してきた計算です。