三川町の鶴岡市への消防委託料は不公平

住民一人当たり８千円もの差

　鶴岡市と三川町で構成している消防とゴミ処理の一部事務組合は、両市町の３月議会で解散を議決し、三川町はこの２業務を年間約２億３０００万円で鶴岡市に委託することになります。

■不公平押しつけ

　しかし、委託の内容は「公平・公正」と言えるものではありません。

　本来人口割合で負担比率を計算すべきところ、三川町のように人口が少ないところには地方交付税が割増されている分をすべて出させ、さらに、合併した鶴岡市には10年間、特例措置で交付税が合併前の旧市町村ごとに算定され割増されている分は計算に入れないという不公平さです。

　三川町は18年度分担金９９１０万円から一気に１億６８００万円になり、住民一人当たりでは鶴岡市と８千円もの差となります。

　富塚市長は「合併しないから当然だ」と言わんばかりです。