藤島町議会

新市名称は公募の主張貫く

　藤島町議会合併特別委員会が９日開かれ、今後の対応について協議しました。

　第21回合併協では、はがき結果にもとづいて新市の名称を「鶴岡市」と提案されました。

　これに対し、藤島町議会はあくまで手続きに対する住民参加が大切として「公募」の主張を貫き、回収率２％のはがきは公募ではないとして、「鶴岡市」の押しつけは拒否することを確認しました。

　地域審議会については、旧町村の自治権を認めたものではないとし、分権時代のまちづくりとして地方自治法改正で導入された「地域自治組織」制度を求めていくとしました。

　建設計画では不要不急のハコモノ事業の見直しを求めていくとしました。

　ビール券贈賄の渦中にある羽黒町長の合併協副会長の辞職を求める問題は、羽黒町議会の対応を見守るとしました。

　しかし、鶴岡市側は町村の考えを簡単には受け入れません。

　地域審議会すら「合併市の一体化ではなく分散となる」として容認に抵抗してきました。

　なんでも鶴岡市に倣えとする姿勢に藤島町議会は妥協するわけにはいきません。