藤島町の土地開発公社

塩漬け残地を売却

　平成５年に造成した藤島町南工業団地の残地１２６４�u（�蒲ｼ国屋西側）が、「エホバの証人・王国会館」に売却される予定です。

　14年度末の残存価格は１４４５万円でした。

　土地開発公社の残りは、ふれあい食センターサンサン隣地の５６２９�u（５４０８万円）のみとなります。

　土地開発公社で５年以上売れない土地を「塩漬け土地」と言いますが、藤島町の公社にはそれがなくなります。

　藤島町の土地開発公社は県下一成績が良く、15年度補正予算では町に３４７２万９千円の寄付がありました（３月議会）。

宗教団体への売却に疑問の声も

　エホバの証人は、正式には「ものみの塔聖書冊子協会」という名で登録されています。

　エホバの神を信じ、「新世界訳聖書」を読んで普及する宗教団体ですが、「輸血をしない」ということで社会問題になったこともあります。

　町の土地開発公社が宗教団体に土地を売るのは初めてで、公用地や住宅開発、産業振興など、町の施策のための土地造成を主目的にする公社のあり方として、疑問の声もあります。