ぽっぽの湯の決算 売上総利益は５・７％の減
民報藤島2003年6月15日・第398号
長沼温泉ぽっぽの湯決算 平成12年度決算 平成13年度決算 平成14年度決算 総売上高 １億6364万円 １億7820万円 1億6701万円 （入浴料） 7180万円 8233万円 7806万円 （飲食・直売・売店等） 9184万円 9587万円 8895万円 売上総利益 １億 403万円 １億1818万円 1億1140万円 販売費・一般管理費 １億 308万円 １億 812万円 1億 885万円 営業利益 95万円 1006万円 255万円 営業外収益 292万円 622万円 112万円 寄付金 注1 1500万円 300万円 経常利益 387万円 128万円 66万円 当期利益 151万円 128万円 66万円 当期未処分利益 151万円 280万円 347万円 入浴者数 大人 26万1,444人 31万6,963人 30万 420人 子ども １万4,137人 １万2,784人 1万1,518人 合 計 27万5,581人 32万9,747人 31万1,938人 注：12年度の寄付金1,500万円は一般管理費に含む
長沼温泉ぽっぽの湯を管理運営している第３セクター「ふじの里振興㈱」の14年度決算が７日、株主総会に示されました。
入浴者数31万人
当期営業利益に当たる売上総利益は１億１１４０万円で、前期比５・７％の減。入湯料が７８０６万円（５・２％減）。館内の飲食代金や農産物直売施設などの営業収入は８８９５万円（７・２％減）でした。
入浴者数は約31万人で、営業日１日平均で８９１人（前期比51人減）でした。
開業２年目は予想以上の入浴者数でしたが、現在は安定的な数値になっています。
町へ３００万円寄付
町への入湯税は一人75円で14年度分は２２６９万６千円でした。
町への寄付金は３００万円で、基金に積立将来の改修に備えています。
源泉ポンプの入れ替え
ぽっぽの湯では源泉ポンプが５月７日、異常が発見され、５月13、14日にポンプの入れ替え工事をおこないました。
昨年６月議会で予算化され購入された予備ポンプ４６０万円に、入れ替え工事費３１５万円が費やされました。
源泉ポンプは平成12年６月議会で１５５４万円の予算で設置され、９カ月後の平成13年３月13日、突然停止し、７１５万円で交換されて以来、２年２カ月後の交換となりました。
公共下水道の接続で
数１００万円の負担増
源泉のオゾン処理などメンテナンスに１回（２、３年ごと）２００万円もかかる負担も重く、今後公共下水道に接続となれば、使用した水道料や廃湯量に応じて数１００万円の費用負担が生じます。
長沼地区の地域づくりの核となっている施設をどう守っていくか、今後大きく問われてきます。
そのためにも、目的税である入湯税は温泉施設の充実と町民の福祉利用などに使うよう検討すべきです。
