個人業者も町の仕事を受注できる
８月から小規模修繕業者登録制度

民報藤島2003年6月15日・第398号

県内初

　入札参加資格のない個人業者にも町の仕事を発注しようと、藤島町では「小規模工事・修繕業者契約登録制度」を６月中に制度化、８月から運行できるよう検討を進めています。

１３０万円以下の
小規模工事・修繕で

　この問題は加藤鉱一議員が３月議会の一般質問で提案し、６月議会の再質問で阿部昇司町長が検討の中身を明らかにしました。

　これまで小規模工事など随意契約のものは業者見積り合わせでおこなってきましたが、制度が発足すれば県内の自治体では初めての取り組みです。

　現在検討中の中身は、�@随意契約が許される１３０万円以下の小規模工事・修繕の公共事業�A入札参加資格審査申請による登録業者は対象としない�B町内に住所のある業者�B町税の滞納がないこと�C工事をおこなう資格があれば、建設業許可の有無は問わないーなど（素案）です。

説明会開き
登録呼びかけ

　他県の先進事例では工事規模50万円以下がほとんどで、藤島町の１３０万円以下は積極的な町の姿勢です。

　町では制度化が決まりしだい、関係業者に周知して説明会を開き、登録を呼びかけるとしています。

　学校や公民館、保育園など、町の施設の修繕は登録業者に直接発注となり、不況に苦しむ職人などに大きな朗報となります。