町税条例の一部改正など
地方たばこ税は税率アップ

民報藤島2003年5月4日・第392号

　平成15年度第１回の臨時議会が４月30日に開かれました。

　町長専決処分14年度補正予算が承認されました。

借金返済のための
減債基金に積立

　補正予算は特別地方交付税などの額の確定にともなうもので、増収分は借金返済のための積立金にあてます。

　その減債基金は14年度に９６００万円を取り崩したので、今回３４６５万９千円を繰り入れ、14年度末には３億３９００万円の積立額となります。

　14年度の一般会計予算総額は50億７９０万９千円となりました。

千本当たり３０９円

　町税条例の一部改正では、町たばこ税の税率が千本につき３０９円（県は１０１円・国は４１０円）の引き上げです。

　消費税その他を含め、たばこ１本あたり１円、１箱あたり20円の値上げとなり、愛煙家には痛い増税です。

特別土地保有税の停止

　他には「特別土地保有税」の課税が停止さ
れ、新たな課税はおこなわれないことから、特別土地保有税審議会を廃止することにしました。

　特別土地保有税は昭和48年創設で、未利用地の有効利用の促進を目的にした市町村税で、課税対象が１万�u以上と限定され、藤島町では近年、該当がありませんでした。

課税最低限が引き下げ

　地方税法の改正では配偶者控除に上乗せして適用される「配偶者特別控除」が廃止されましたが、今回の臨時議会には盛り込まれず、後の提案とされます。

　この控除の廃止によって課税最低限が引き下がり（個人住民税の所得割では３２５万円から２７０万円へ、所得税では３８４万２千円から３２５万円へ）、新たに非課税世帯が課税世帯になる人も出てきます。

　なお、横出し分（配偶者控除が適用されない分・上の図表の�A）は存続されます。

　非課税世帯の各種支援措置（介護保険料・利用料の減免など）から外れる世帯への町の対応が求められます。