少子化対策は第１子から

秋田県が０歳児の保育料を無料に

民報藤島2003年2月23日・第383号

　秋田県は１９９１年度から実施している第３子以降保育料無料に加えて、２００３年度から第１子０歳児の保育料を無料にする方針を示しました。

　県と市町村が２分の１ずつ負担する仕組みです。

　保育料免除を第１子から対象にするのは全国で初めてです。

経済的に苦しい若い世代を支援

　01年の秋田県の出生率は、人口千人当たり７・５人で、７年連続全国最下位です。

　秋田県では、「育児休業では（給料の）４割しか出ないため、やむを得ず保育所に預けている例もある。しかも０歳児の保育料は高い。経済的にも苦しい若い世代を支援し、出生率を向上させ多子出産に結びつけたい」と話しています。