フセイン元大統領が拘束されても

無法なイラク戦争と占領支配は許されない

自衛隊派兵許さず

民報藤島2003年12月21日第425号

　イラクを占領している米英軍当局は14日、フセイン元大統領を拘束しました。

　同大統領にたいする裁きは、国際世論の監視のもと、厳正に法にのっとっておこなわれるべきです。

　しかし、これによって米英によるイラク侵略と軍事占領の無法性はいささかも免罪されません。

　米英軍支援のための小泉内閣の自衛隊派兵は、無法な戦争への加担であり、暴挙です。

　イラク問題の真の解決のためには、イラク国民の主権を早急に回復し、国連の枠組みのもとで人道復興支援にきりかえ、米英軍が撤退することこそもとめられます。

藤島町議会が全会一致で可決

自衛隊派遣の慎重な対応を求める意見書

　藤島町12月議会の最終日、「戦闘状態の続くイラクに対する自衛隊派遣の慎重な対応を求める意見書」を全会一致で可決しました。

　日本共産党議員団は11月28日、議会に対し「自衛隊派遣の中止を求める意見書」を申し入れていましたが、議員協議会などでの検討を経て「中止」から「慎重な対応」に-修正されたものです。

一致点で合意できる

　協議では、「イラク戦争の評価や自衛隊派遣の考えは共産党とは一致しない」とか、「資金提供だけでなく、人も行くべきだ」など、政府与党の立場に立つ議員から異論が出ました。　しかし、「戦争状態のイラクに、いますぐ自衛隊は行くべきだという議員はいない」との一致点で合意できるとして、ねばり強く協議し、全会一致を実現しました。

戦闘状態の続くイラクに対する自衛隊派遣の慎重な対応を求める意見書

・イラクに対する自衛隊派遣の意見書は藤島町議会で全会一致で採択されました（2003年12月12日）

・イラク自衛隊派遣についての意見書は「戦闘状態にあるイラクに対する自衛隊派遣の慎重な対応を求める意見書」で合意を得ました（2003年12月11日・議員協議会）

・イラク自衛隊派遣の意見書は文案を修正し、11日の議員協議会で検討し、大多数の賛成が得られれば12月議会に提出することになりました（12月10日・議会運営委員会）

・「イラクに対する自衛隊派遣の中止を求める意見書」に反対４人があり、12月議会に提出するかどうか議会運営委員会で検討することに（2003年12月8日・議員協議会）

・藤島町議会に「イラクに対する藤島町議会に「イラクに対する自衛隊派遣の中止を求める意見書」について申し入れました（2003年11月28日）