月山水道企業団
平成 17年度に
水道料金アップか

民報藤島2003年9月21日・第412号

　８月29日に月山水道企業団定例議会が開かれ、平成14年度決算が全員賛成で承認されました。

　月山水道企業団では平成13年10月20日からの県水受水に向け、12年11月検針時から水道料金を25・06％アップしてきました。

　先行値上げで剰余金を貯めていた分が、14年度決算で１億円弱（繰越利益剰余金）となり、15年度予算で約６千万円の赤字が予定され、次年度への繰越利益は４６７３万円程度です。

　16年度でその繰越利益は食いつぶすことになり、阿部昇司企業長は「水道料金は平成17年度から引き上げの予定」としています。

　月山ダムからの県水受水費が２億６千万円を超え、一方、水道使用量は年々節水効果で減り、料金アップの悪循環になっています。

　市町村合併でも水道事業は統合されない場合が多く、茨城県つくば市では一つの上水道と１００の簡易水道が別々の水道料金です。

（下の表で、決算数値は消費税抜き、15年度予算は消費税込み）

月山水道企業団決算の状況
	平成12年度	平成13年度	平成14年度	平成15年度予算
事業収入	4億6102万円	5億1615万円	5億 492万円	5億3005万円
事業費	3億9841万円	4億5507万円	5億3736万円	5億8936万円
（うち受水費）	(1億1522万円)	(1億6138万円)	(2億5191万円)	(2億6553万円)
当年度純利益	6261万円	6108万円	△3243万円	△5931万円
繰越利益剰余金	8439万円	1億3847万円	1億 604万円	4673万円
資本収支不足額	1億3317万円	1億2509万円	9351万円	1億2377万円
補てん財源	2億4180万円	2億6773万円	2億3624万円	2億1588万円
翌年度使用可能額	1億 863万円	1億4263万円	1億4273万円	7434万円