藤島町の 14年度決算
13年度に比べ10％の減少

民報藤島2003年9月14日・第411号

　藤島町の14年度決算は13年度と比べ10％前後減少し、約50億円となりました。

　普通建設事業では13年度の給食センター建設が終了し、14年度は藤島小学校耐震改修工事２億２１４８万７千円、渡前地区農道整備事業１億５１５４万円が主なものでした。

経常収支比率は悪化

　経常収支比率は３・７ポイント悪化し、83・７％となりました。

　経常収支比率は必ず出費しなければならない経費の割合で、数値が大きいと新しい施策ができません。県で80％、市町村で75％以上が要注意です。

　他の市町村では13年度決算で鶴岡市88・８％、羽黒町85・５％、櫛引町84・８％、朝日村92・１％、温海町87・４％と藤島町より高く、三川町が82・８％です。

　大都市と中核市では経常収支比率が90％を超えるのが半分もあり、小都市で22・２％、特例市でも20％を超え、大都市ほど財政硬直化が進んでいます。

　市町村合併で財政が改善されないことは現実が示しています。

赤字地方債

　13年度から地方交付税が減額され、財源不足分は臨時財政対策債（赤字地方債）になりました。

　赤字地方債は償還時に国が全額補償となります。

　それを合計して前年と比較すれば６７７４万円の減収となります。

地方交付税の比較（決算）単位：千円
	12年度	13年度	14年度	比較(13)
普通地方交付税	2,270,734	2,191,447	2,038,625	△152,822
特別地方交付税	296,281	280,256	270,540	△9,716
臨時財政対策債	ー	92,900	187,700	94,800
合　計	2,567,015	2,564,603	2,496,865	△67,738