企業利潤も含めた町民所得
10年間で２％減
消費税 16％を許さず

民報藤島2003年7月27日・第404号

水準を示す町内総生産（新たな付加価値の評価額から中間投入を除く）は10年間で26％しか増えていません。

　企業利潤も含めた所得全体で見ると、10年間で逆に２％減っています。

　事業所数は25年間で小売・飲食業などが２割も減っています。

　企業の生産・販売額は、10年間で建設業が42％増、卸・小売りが52％増、サービスが56％増に対して、製造業が26％増と低く、企業活動の中心である製造業の不振が特徴です。

消費税の改悪

　１９８９（平成元）年に消費税が導入。１９９７（平９）年に５％に拡大され、深刻な不況に突入しました。

　消費税の改悪で２００５年から免税点が１千万円に引き下げられ、財界は消費税16％を要求しています。

　大企業向けには法人税率を42％から30％に引き下げ、金持ちにも所得税の最高税率を75％から50％へ、さらに99年に35％へ引き下げで優遇をはかりました。

消費税減税で景気回復

　消費税の増税をねらう小泉悪政を支えるのか、それとも大企業・大金持ちへの不公平税制の是正と消費税の減税で、景気回復をめざす日本共産党が躍進するかが大きく問われています。

藤島町の町内総生産と町民所得　　　　　（資料：市町村民経済計算）
	町内総生産	町民所得	町民１人当所得
平成２年度（1990）	267億2300万円	279億4800万円	214万8千円
平成12年度（2000）	336億8500万円	273億1600万円	222万2千円
比　較	126.1%	97.7%	103.4%

藤島町の事業所数　　　　（資料：事業所企業統計調査）
	建設業	製造業	小売・飲食	サービス業
昭和61年度（1976）	８０	５８	２０９	１３７
平成13年度（2001）	７５	５６	１６４	１４７
比　較	93.8%	96.6%	78.5%	107.3%

藤島町の生産・販売額　　　　　（資料：商業・工業統計調査、市町村民所得統計）
	建設業	製造業	卸・小売	サービス業
平成２年度（1990）	31億3900万円	260億4191万円	75億 249万円	26億3000万円
平成12年度（2000）	44億8400万円	329億　45万円	114億2868万円	41億1900万円
比　較	142.8%	126.3%	152.3%	156.6%
卸・小売は平成３年度ー平成11年度