来年度の予算編成始まる
町税の伸び悩み、交付税の減額見込み

民報藤島2003年11月16日・第420号

　11月4日、藤島町の16年度予算編成方針が各課に示されました。

　そこでは、政府の「16年度概算要求は地方交付税がマイナス３・４％、地方債発行額もマイナス２・７％と……三位一体の改革とは言いつつ、税源移譲の具体案が示されないままに、地方交付税の改革・縮減が先行する感は否めず、今後の地方財政の行く末を左右する重大な局面を迎えている」としています。

県財政は基金が枯渇

　県財政についても「16年度には基金が枯渇して財政赤字の発生も危惧される危機的な状況にさしかかっている」と厳しい認識です。

冷害による減収

　町では16年度、「景気回復の遅れや冷害による農家所得の減収による町税の伸び悩みや地方交付税の減額を見込み…厳しい状況で推移する」が、「当面、人と環境にやさしいまちづくり宣言の下に実施する各種事業、社会資本の整備や町民の要請に適切に対処していく」としています。