日本共産党、東北の１議席守る
改選前 20から９議席へ後退
藤島町は比例５１７票

民報藤島2003年11月16日・第420号

　９日投開票された総選挙で、日本共産党は改選前の20議席から９議席に大きく後退しました。

　しかし、東北ブロック比例では高橋千鶴子氏が当選し、松本善明前議員の１議席を守ることができました。

　藤島町の比例代表の得票は５１７票で、01年参院比例を上回ることができました。

東北に共産党の議員がいて良かった

　松本善明前議員は２期、７年間、東北で活躍しました。

　宮城に地震が発生すれば、だれより早く被災地に駆けつけ、国に住宅再建支援をさせようと内閣府と交渉する。

　岩手にＢＳＥが発生すれば、農水省と交渉し、損害補償を実現させる。

　北東北を冷害が襲えば、青刈りの中止や農業共済の早期支払いをおこなわせる―。

　農業関係者からも「東北に共産党の国会議員がいて良かったと思うことが何度もあった」という声が寄せられています。

真の野党の役割

　今回の総選挙は、財界主導でつくられた「２大政党制」の企てで、日本共産党は大きな後退をしました。

　しかし、消費税の増税や憲法改悪をくいとめる真の野党の役割はますます大きくなっています。

来年の参院選で前進を

　藤島町での日本共産党の比例得票は５１７票で、01年参院比例の３６３を上回ることができました。

　ご支持をいただいた町民のみなさんに深く感謝いたします。

　来年の参院選では前進を実現するために、今後もがんばる決意です

日本共産党：藤島町の得票数の推移

憲法改定の２大政党制

　民主党はマニフェスト（政権公約）で、衆院比例区定数を１８０から１００に減らす案を提言しました。

　今回の選挙結果をこの案にあてはめると、共産党は４（今回９）、社民党１（今回５）になり、「党の方針として憲法改正に反対する勢力が、国会からはぼ姿を消すことになりかねない」（朝日11／11付）。　

　アメリカの戦争協力の要請にこたえるため、憲法を変える「２大政党制」は、何としても阻止しなければなりません。