議会総務常任委員会が管外研修

合併には歴史がある

長野県上山田町と自治体学校で研修

民報藤島2002年8月4日第354号

　藤島町議会総務常任委員会（冨樫民雄委員長）は７月26日、管外研修で長野県上山田町を研修し、27〜28日、自治体学校（長野市）に出席して合併問題を学びました。

　上山田町（かみやまだまち・人口６８２１人）は戸倉町（とぐらまち・１万８３２６人）と昭和48年から合併の話がありました。中学校は両町組合で設置運営され、戸倉上山田温泉の旅館の中に町境界線がある実態です。しかし、国政選挙区が１区と２区に分かれているため、合併が流れてきました。

　平成７年に戸倉町に合併を再度申し入れ、翌年、戸倉町は更埴市（こうしょくし・３万９４０２人）を含めた合併（人口６万５千人規模）を提案。
12年１月から協議が始まり、平成13年５月と今年６月に住民アンケート調査をし、合併賛成が62％の結果を得て、平成15年９月に合併する計画です。

　隣接する坂城町（１万６８１０人）は合併に加わりません。

　国の合併特例法の期限に迫られた合併ではなく、長い歴史の中での合併問題となっていました。

新潟県加茂市長が合併に反対

　自治体学校では、分科会ごとに分かれて参加。その一つの分科会では、新潟県加茂市の市長が出席し、大型合併には加わらないとした声明を県知事や関係機関に送付したことが紹介され、参加者に強く感銘を与えました。