山形から

汚れた政治はもうごめん

民報藤島2002年8月11日第355号

10月には衆院４区補選

　８月５日、鶴岡市文化会館で日本共産党の志位和夫委員長を迎え大演説会が開かれました。

　10月には、政治資金と公共事業の口利き疑惑による自民党の加藤紘一元幹事長の議員辞職にともなう衆院山形４区補欠選挙（10月15日告示、27日投票）がおこなわれます。

１６００人がつめかけ

　補選で日本共産党の須藤みや子候補の勝利を勝ち取ろうと、第２会場の市体育館ふくめ、千六百人がつめかけました。

　志位委員長は、「全国有数のコメどころである庄内地方の声を代弁して、参院議員として農業問題でも大活躍した須藤みや子候補を、今度は衆議院で活躍させてほしい」と熱く訴えました。

選挙の意味が大きい

　志位氏は、山形四区補選は、公共事業疑惑と機密費疑惑という二つの自民党腐敗政治の闇に深くかかわった、加藤紘一元自民党幹事長の議員辞職を受けてのものであるだけに、「『汚れた政治はもうごめん』という声を、この山形からあげていくことは、とても大きな意味をもつ」として、日本共産党への支持をよびかけました。

大企業減税の金があるなら、社会保障負担増の中止を

　また志位氏は、暮らしと経済の問題で、小泉内閣が、社会保障だけで３・２兆円もの負担増を押しつける計画をすすめながら、大企業向けに１兆円の減税計画を打ち出していることに言及。

　「庶民から３兆円をこえるお金をまきあげながら、大企業向けに税金をまけてやる。こんな逆立ちした政治はありません」と批判、「大企業向けの減税をやるお金があるなら、まず社会保障の負担増計画を中止すべきです」と述べ、大きな拍手がわきおこりました。

大銀行には４年間で30兆円

　さらに、「この４年間で銀行につぎ込んだ税金は30兆円。１日当たりにすると２００億円にもなる。高齢者医療の改悪で負担増は２０００億円だから、その10日分があれば改悪せずにすむ。税金の使い方を改めることこそ必要だ」と訴えました。

歴史が動いた選挙に

　あいさつに立った須藤候補は、「金権・利権政治に審判をくだす選挙」と切りだし、医療制度改悪の阻止と日本の農業と平和を守るために奮闘する決意をのべ、「今回の山形４区補欠選挙、日本共産党の勝利で『歴史が動いた』といわれるような選挙にしたい」と訴えました。