月山水道企業団議会

議員報酬を見直しへ

民報藤島2002年7月14日第351号

　月山水道企業団議会で７月５日、議員協議会が開かれ、阿部昇司企業長から特別職の報酬見直しについて提起されました。

４年前に２割引き下げ

　この問題については、日本共産党の佐藤政弥議員や百瀬忠議員が水道議会で何度も取り上げてきました。特に、水道料金引き上げの際には強く主張し、平成10年度に約２割の報酬引き下げがおこなわれました。

水道料金上昇踏まえ

　須藤管理課長の説明では「一般質問や予算審議等の指摘も含め、水道料金負担が上昇したことを踏まえて、報酬見直しの検討をおこなってはどうか。ご意見を伺いたい」と述べ、他の企業団の例を資料として配付しました。

他市町村では転嫁されず

　佐藤政弥議員は「鶴岡市や他町村の場合、水道企業特別会計として事業をおこない、議員報酬は水道料金に転嫁されていない。藤島・三川両町で構成する一部事務組合では、議員報酬が水道料金にはね返っている。是正すべきものだ。議会開催日数に対する費用弁償（日額報酬）とすべきだ」と主張しました。
　
町民の目線で考えるべき

　他に「水道料金がすでに値上げされたなか、町民の目線で考えるべきで、水道料金にはね返る報酬は引き下げるべきだ」（押井議員）とか、「報酬引き下げが美徳とされるのはいかがか」（三浦議員）、「来年度改選前に、現職の我々が引き下げ論議では妥当なのか」（佐藤議員）などの意見も出されました。

予算編成まで結論

　百瀬忠議員は「水道料金が倍以上になった現在、県水料金を下げるか報酬を下げるかだ」と主張しました。
　今後、議会運営委員会の協議も踏まえ、来年度予算編成まで結論を出すことが確認されました。