町土地開発公社の決算

藤島南工業団地５６２９�uが残地

民報藤島2002年6月30日第349号

　町土地開発公社の13年度決算が議会に示されました。

　土地造成事業では、藤島南工業団地第１期造成事業（古郡字中田地内・３４５号北側）残り１２６３�uは塩漬け状態です。

　第２期・第３期は、残地の一部を「ふれあい食センター」用地として町が購入（３６８１・87�u）し、残り５６２９・28�uは14年度に繰越です。

借入金８２４０万円

　土地開発公社の総資産は２億２４０６万３千円で、借入金は８２４０万２千円、基本財産５００万円、繰越準備金１億４１６６万円です。

　平成13年度は、土地造成事業が７７５万７千円の赤字で、経常損失が７７１万５千円でした。

５年以上保有は塩漬け土地

　土地開発公社は１９７２年６月制定の「公有地の拡大の推進に関する法律」にもとづいて創設された特別法人です。政府は「列島改造」を進めるために、公社を利用して開発を進めてきました。

　93年の法大改正で、商業・業務用地の造成事業もできるようになりました。

　全国的には、バブル崩壊による利用計画のない保有土地が地方財政を苦しめています。土地開発公社が５年以上保有している土地を「塩漬け土地」といいます。

約１haの利用はまだ

　この「塩漬け土地」は藤島町ではわずかですが、福祉エリアとして取得している「健康福祉施設用地」は当初約３haが開発され、平成11年度に住宅地造成に変更。約１haを残しましたが、具体的な利用計画はまだです。

　今年度の計画では、農協から広域配送センターの用地造成（JAグリーン北側）の要請があり、測量が実施されています。