庄内一円の合併を求める請願は継続

民報藤島2002年6月16日第347号

　庄内地域経済団体連絡協議会（新田嘉一会長）から町議会に出されていた「庄内14市町村の大同合併実現について」の請願は12日、総務常任委員会（冨樫民雄委員長）で継続審査が決まりました。

　合併問題は議会特別委員会で調査研究しており、平行して調査する必要があると判断したものです。

庁舎に職員は９人だけ

　総務省の合併のモデルである兵庫県篠山市（ささやまし）では、99年４月に４つの町が合併。旧西紀町（にしきちょう）・今田町役場には、合併前に60〜70人いた職員が９人まで減らされました。

　西紀町の庁舎は合併前の98年７月に12・５億円で建てられた４階建てで、視察者は「合併になるとこんなことになるのか」と絶句していくとのこと。

　大合併で効率行政を求め、役場を失った町は、町の商工業がさびれることは確実です。