有機農業は新たな飛躍を

民報藤島2002年2月24日第331号

　２月17日、18日、鹿児島市で日本有機農業研究会の大会が開かれ、加藤鉱一（宝徳）氏が参加しました。

　日本有機農業研究会は１９７１年に結成され、有機農業では最も権威のある組織として知られています。昨年の８月に非営利団体（ＮＰＯ）の認証を受けました。

理事長は秋田県から

　大会では新理事長に秋田県仁賀保町の佐藤喜作氏が選ばれました。山形県からは、星寛治（高畠町）氏と加藤鉱一氏が引き続き幹事として選出されました。

　佐藤喜作氏は、仁賀保町農協組合長をしていましたが、現在は合併農協となり、職を退き、農業に専念しています。農家の自給運動を提唱したことで有名になりました。

学校給食が話題に

　大会の分科会では、学校給食への有機農産物の提供が大きな話題になりました。食農教育の一環として取り組む学校が増え、行政の財政支援も引き出しています。

　藤島町でも総合給食に地場産を増加させる計画で、安全でおいしい有機農産物の提供が求められます。

　今後は秋田県から理事長が選出されたことにより、東北地方の有機農業運動の飛躍が期待されます。