町が不況対策で事業所を訪問

民報藤島2002年12月29日・第375号

　鶴岡田川地域労連（柳原敦・議長）は12月25日、「雇用と暮らし、地域経済」に関して阿部昇司藤島町長に要請をおこないました。

　要請は�@リストラ「合理化」 から雇用と地域経済を守ること�A福祉・医療の拡充�B賃金・労働条件の改善�C平和を守るーの４つの柱です。

　要請には加藤鉱一町議も同席しました。

今の政策は続かない

　阿部町長は「今の小泉・竹中の経済政策は続かない。私個人はアメリカ型の政治ではなく、環境・福祉社会のヨーロッパ型を目指すべきと思う」と語りました。

　深刻な不況と雇用問題では、「８月末から町が直接、事業所訪問をおこなっている。全部回って実態をつかみ、町政で何ができるかを打ち出していきたい。町では食と環境の産業創出を目指したい」と報告されました。

　自治体の企業訪問は東京・大田区や東大阪市などが先進で、高く評価されています。

　県内でも初の取り組みで、地域経済を守る今後の対策が期待されます。