人と環境にやさしいまちづくり条例

遺伝子組み換え栽培に藤島町は監視と規制

　　　　安心・安全な食料生産基地に

民報藤島2002年12月22日・第374号

　12月議会最終日の13日、持続可能な資源循環型の農村社会の実現を目指す「人と環境にやさしいまちづくり条例」を可決しました。

基本理念は３つ

　条例の基本理念では

�@町民が住んで楽しく、誇りが持てる持続可能な循環型社会の実現

�A安心・安全な食料生産基地として役割を果たす

�B都市と共存できるまちづくりの実現

ーの３つです。

　そのために、町と町民、事業者が協働して「エコタウン」事業に取り組みます。

有機農産物の生産を

　具体的な施策としては、ＪＡＳ規格に沿った有機農産物生産の奨励、人と環境にやさしい農業の推進、消費者に信頼され愛される「藤島町農業」の確立などを掲げました。

　また、食料生産基地として信頼を確立するため、遺伝子組み換え農産物などの監視を強化し、町の許可なく栽培しないよう規制を設けました。

リサイクルのシステム

　環境の保全については、自然環境や耕地、街並みの保全のほか、資源循環型リサイクルシステムの構築、産学官連携によるエネルギー資源の研究開発などを掲げています。

　共生型の農村社会の実現に向けてボランティア活動への参加を促すとともに、地産地消の推進にも努めます。