高橋県知事

「合併しない金山町が模範」

民報藤島2002年11月17日第369号

　11月12日、鶴岡市文化会館で開かれた「全国過疎問題シンポジウム２００２inやまがた」で、高橋和雄県知事があいさつし、合併しない金山町を「まちづくりの模範」と評価しました。

　シンポジウムの開会式には、総務省を代表して総務大臣政務官の岸宏一参議院議員があいさつ。その後、高橋県知事が「岸さんが町長をしていた金山町は明治町村制発足以来、一度も合併したことがなく、美しいまちづくりを進め、私たちの模範になっている」とあいさつの中でふれました。

　総務省はアメとムチで合併を押しつけ、自民党は町村切り捨てを提案していますが、総務政務官の地元は合併しないで美しいまちづくりを進め、県知事が高く評価するところに、平成の大合併の矛盾が現れています。

小規模町村だからできる「美しいまち」

　アメに目がくらんで合併を強行する富塚鶴岡市長と、それに追随する町村長のもとで、小規模町村だからできる「美しいまちづくり」が永遠に遠ざかる愚かな選択だけは、ストップさせなければなりません。