日本共産党の追求で／石原食糧庁長官「２万円米価は可能」
民報藤島2002年10月27日第366号
９月24日、衆院農林水産常任委員会で、日本共産党の松本善明衆院議員に、石原食糧庁長官が「２万円米価は可能」と答えました。
松本 ＷＴＯ協定のもとで許されている農産物の国内価格支持の枠は約４兆円だが、実績値はいくらか。
食糧庁長官 99年度で実績値は７４７８億円である。米の価格支持は新食糧法でゼロとなった。
松本 ３兆円以上も使えることになる。米を１俵２万円に価格支持したらどうなる。
食糧庁長官 国内生産量９００万㌧と計算して、約２兆６千億円になる（米の国際価格１俵１６８０円と２万円米価の差額）。
松本 ＷＴＯのもとで十分な余裕がある。
食糧庁長官 余裕と言うことではそうだ。２万円米価に政府の財政負担は約６千億円だ。
松本 ６千億円は、農林予算の概算要求３兆６千億円の16％程度だ。稲経で10割補てんするとすればどうか。
食糧庁長官 約20億円かかる。