町のバランスシート

施設や土地など固定資産の３分の１は借金

借　方	貸　方
［資産の部］ １、有形固定資産　　　15,083,151 　うち土地 2,779,219） ２、投資等　　　　　 　1,227,843 　（１）投資及び出資金　780,096 　（２）貸付金　　　　 　73,453 　（３）基金　　　　　　374,294 ３、流動資産　　　　　 792,473 　（１）現金・預金　　　760,561 　　　�@財政調整基金　　311,049 　　　�A減債基金　　　　343,625 　　　�B歳計現金　　　　105,887 　（２）未収金　　　　　 31,912 　　　�@地方税　　　　　 30,456 　　　�Aその他　　　　　 1,456 資産合計　　　　　　 17,103,467	［負債の部］ １、固定負債　　　　　　6,921,594 　（１）地方債　　　　　5,584,872 　（２）債務負担行為　　　　　 0 　（３）退職給与引当金 1,336,722 ２、流動負債　　　　　　　457,158 　（１）翌年度償還予定額　457,158 　（２）翌年度繰上充用金　　　　0 負債合計　　 　　　　　 7,378,752 ［正味資産の部］ １、国庫支出金　　　　　1,436,039 ２、都道府県支出金　　　1,973,088 ３、一般財源等　　　　　6,315,588 正味資産合計　　　　　 9,724,715 負債・正味資産合計　　17,103,467

土地と建物１５０億８千万円

　藤島町の平成12年度バランスシートが公表されました。昨年に引き続き２回目です。昭和44年からの、決算統計をとって以来の集計が出されました。

　学校や庁舎など町の建物と土地の有形固定資産は１５０億８千万円です（減価償却費残高）。そのうち地方債残高が55億８千万円ですから、３分の１は将来の借金ということになります。

町が解散したら

　町が現時点で解散したとすると、全町職員に支払う退職金は13億４千万円です。

　国や県の支出金は返還しなければなりません。

　残りは町民の財産として、一般財源等63億２千万円ほどが残ることになります。町民一人あたり51万３７１３円となります。

安全度は正味資産比率56％

　このバランスシートは、企業会計の複式簿記を参考に町の財産状態を把握しようと導入されたものです。

　利益を追求する企業と、町民に公共の仕事をする自治体の単純な比較はできませんが、企業の安全度をはかる自己資本比率に相当するのが町の正味資産比率です。藤島町では56％となっています。

　バランスシートを作成している自治体はまだ少なく、類似団体との比較は今後の課題です。