グループホーム　　8月29日着工

　痴呆性老人グループホームの建設がいよいよ着手されます。

　事業主体は社会福祉法人ふじの里で、24日入札をおこない、29日工事着工、12月27日竣工の予定です（設計は�t石川設計事務所）。

　事業規模は設計を含み８５３６万４千円。財源は国・県の補助金３３００万円、残りを医療事業団３６００万円、市中銀行１６３６万４千円借入です。

　県と町で返済の利子補給します。

痴呆性老人への新しいケア

　グループホームは１９８９年度に精神薄弱者に対し、92年度に精神障害者に対し制度化され、介護保険制度のもとで、痴呆性老人への新しいケアとして法律上位置づけられました。

９人の入所

　藤島町で初めての痴呆性老人グループホームは、特養ホーム「ふじの花荘」の南側に建設され、個室９室で職員体制は６人（兼務含む）を考えています。

待機者解消ならず

　グループホームの特徴は、大規模施設と違い、家庭らしく小さな生活で、痛みを共有しながら、依存的にならず、自立的生活をめざすものです。

　特別養護老人ホームとは違い、軽中度の痴呆性老人の自立のための介護サービスで、特養の待機者（ふじの花荘では71人）の解消にはなりません。

　今後は、特養ホームの増床（50から80へ）と、ショートステイの単独施設化などが大きな課題となります。