あぶない教科書　使わせないで

住民の願い通らず

　議会文教厚生常任委員会（押井喜一委員長）は、６月議会で継続審査になっていた「憲法と教育基本法にもとづく教科書採択を求める」請願を、７月６日不採択としました。

　この請願は教科書問題を考える市民の会（代表・塩野俊治氏）から出されていました。

天皇中心の教科書

　「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した教科書は、日本は天皇が中心で、日本民族の優秀さを特徴とし書かれています。戦争を肯定し、命を投げだす国民の美談がちりばめられています。

憲法の原則に反する

　請願には、国民主権や恒久平和、基本的人権などの憲法の原則に反した教科書は子どもたちに使わせないでーという住民の願いがこめられていました。

　この請願を不採択としたのは阿部昇司・上野昭三・日向喜栄委員で、採択すべきとしたのは加藤鉱一委員でした。

　不採択した委員は、昨年12月に「つくる会の側の請願は採択に賛成していました。