月山パイロットファーム　第50回農業コンクール優秀事例として紹介

民報藤島200１年12月16日第321号

　『農業と経済』02年１月号（昭和堂）に、第50回農業コンクール優秀事例として、月山パイロットファーム（相馬一広・代表）が紹介されています（県農業改良普及課・五十嵐司氏・記）。

中央審査委員の４つの評価

　中央審査委員の稲本志良・京都大学院教授は次のように評価しています。

　第１に、２つの点での先駆性。�@いち早く米産地から複合経営への脱皮を開始し、有機野菜の生産・加工・直販の導入。�A有機農業が評価される以前の40年代半ばから、すでに経営理念として掲げ実践。

　第２に、最も大きな特徴は、さまざまな困難を「協同」によって成功に導いている。

　第３に、消費者との交流をともなった生産物の販売で、収益性と共同組織の安定に大きく貢献。

　最後に、成功の最大の要因は、それを統率する代表者の経営理念、起業者能力、リーダーシップである点に注目しておきたい。

　藤島町の農業振興を考えるうえで、同書をぜひご一読ください。