重苦しい雰囲気打開して

民報藤島200１年12月16日第321号

　藤島町の町長・町議補欠選挙を前にして、重苦しい雰囲気が覆っています。

　若者の自殺や思いもかけない事件、町の不名誉な雑誌掲載記事など、「藤島町はどうなるのだろう」と不安を隠せません。

町政の内実は

　小鷹町長は町づくりのスローガンに「日本一ふじの里づくり」「住みよい、住んで良かった、他に誇れる町」を掲げてきました。

　しかし、町政の内実は有力者の意見に左右され、人事も公正さが欠けるなど、強者の論理が通ってきました。　　　

自治体の使命

　地方自治体は、本来「住民の健康、安全、福祉を守る」（旧地方自治法）ことを使命としています。

　町民が寿命以外の原因（疾病・災害・事故・事件・自殺・戦争など）で傷つく事がないように努力しなければなりません。

国のいいなりでなく

　そして、「住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」（改正地方自治法）ものです。

　困難を抱えた人や弱者、子どもの福祉を基本として、国のいいなりではなく自主的・総合的に広く進めなければなりません。

　新年度は重苦しい雰囲気を打開したいものです。